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2009年11月 8日 (日)

TRAD雑記帳44 ネクタイを締めよう

クールビズからウォームビズとやらいう政府主導の怪しげな風潮がはびこって、ネクタイを締める人が減ってしまったような気がする。

鳩山首相はゴールドがラッキーカラーだとかで、首相から閣僚まで一斉にどこが良いのか間の抜けたゴールドのネクタイ。こいつをやや大きめのセミウインザー・ノットに結ぶ、彼のセンスの程度はせいぜいこんなものか・・・。でもまあ、ノータイよりかはなんぼかマシというべきか?

それでなくても世の中の男性諸君は相変わらずネクタイ選びに自信がないし、いちいち締めるのもほどくのも面倒くさいと思っているらしいから、これ幸いと「ノータイ」が幅を利かせている。別にネクタイ屋の肩を持つわけじゃないが、まったくバカげた風潮だ。

だいたい最近はドレスアップとドレスダウン、フォーマルとカジュアル、ドレッシーとスポーティという違いがアイマイになって・・・・というよりも、みんなストリート風に馴染んで「面倒がなくて楽なダサい恰好」ばかりが街中を横行している有様だ。

服装が着て楽な方向へ、下位の服が上位の服に取って代わるというのは、ある意味での歴史的必然かもしれないが、今の日本の状況では、単に男全体がただダラシなく貧相になってしまう一方じゃないかと心配になる。安易に流れてしまうとズルズルとそれに慣れてしまって、男の品格も気概も自覚も失われてしまう恐れがある。

こうなるとカジュアルな装い自体までもが格調を失って、日曜なんかジャージーの上下にビニール・サンダル突っかけて、赤ん坊抱いて自販機まで煙草を買いに行ったりするようになる。男はジャンパーひとつ着るにも「ジャンパーはこう着るものだ!」という主調がなくてはならないのだ。

ネクタイを整理していると、やっぱりネクタイはいいな〜と改めて思う。別に特に意味があるシロモノというわけではないのだが、この色、このストライプの幅、飛び柄の洒落た模様・・・・ボタンダウンにはこのクラブタイ、この水玉にはカラーピン、チェックのボウタイ・・・。やっぱりネクタイを締めたいな〜と思ったりする。

面倒くさいが会社へ行くときは「仕方がないから」ネクタイをして行かないとまずいな〜、というだけの男ではロクなネクタイを持っているわけがないし、ましてや女性をハッとさせるような選び方が出来るわけもない。

こういうインチキな世の風潮だからこそ、今ネクタイを締めると改めて気が引き締まる思いがする。「面倒がなくて楽だ」というのではなくて「面倒で窮屈な服を着こなすのが男の宿命でありプライドなのだ」と思う。

「白洲次郎、はじめてGパンをはいた日本人」というが、当然フォーマルからカジュアルまですべてを着こなした男だからこそ話題になるわけで、別にGパン姿でGHQに出入りしていたわけじゃないだろう。

ウォームビズも結構、レイヤードも結構、でもチャンとした男はチャンとした時にはチャンとしたネクタイを結びたい。

最後に一言。ビジネス以外の場で、窮屈だけどキチンとドレスアップしてご覧なさい。絶体女性の注目度が高いこと請け合いである。その見分けのつかないような女はバカである。

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