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2009年12月27日 (日)

TRAD雑記帳45 三点セット

 すでに亡くなられましたが、メンズファッションの生き字引と言われた紳士服評論家、星野醍醐郎氏に伺ったのは、男がコートを着たときには、必ず帽子と、手袋を持たねばならない、ということでした。
つまりコートを着るときの三点セットです。

現在ではこの三点を守っている人はほとんどいません。時代が変わって、世の中全体が簡略化されてきたのです。でもいざとなったらこれはとても重大なことでありまして、たとえば首相が外国を訪問して儀仗兵を閲兵するときなどは、絶体このルールに従わないといけません。

出来たら、コートはチェスターフィールド、帽子はホンブルグ(ハンバーグじゃないよ)、手袋はペカリーかキッドというのが決まり。
セミチェスターにソフトハットという略式のことも多くなってきました。

ここまでやるとかなり大袈裟になるので、わたしも帽子を省略したりするようになりました。

ところで、わたしも年を重ねたせいで、今年はじめて「コートの重さ」という問題に直面しております。2年ほど前まではほとんど意識しなかったのですが、コートが重いとウンザリします。結局カシミヤの紺の両前か、ダウンくらいしか着る気になれません。ハリスツイードで入れ込んで作った両前のオーバーコートなど、まったく出番がありません。以前にご紹介したダッフルコートさえすでに重たくてイヤになります。
来年の秋には傘寿を迎えます。

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コメント

穂積先生、こんばんは。
そろそろ2009年も暮れようとしております。

コート、帽子、手袋の三点セットは、知らなかったです。
思い起こせば、私の祖父も、冬場は必ずコートを着用したら帽子と手袋も持っておりました。そのうえステッキも持っていた記憶があります。
明治生まれの祖父でしたが、そういうお洒落が普通にできていたみたいです。

2010年は「傘寿」を迎えられるとのことですが、お元気で、ATCの集会にもお顔を出していただけますよう、祈願しております。
来年もよろしくお願い申し上げます。

投稿: HECKLE | 2009年12月31日 (木) 23時32分

穂積先生 こんにちは!
ご教授、有難うございます。
フォーマルシーンにはチエスターフィールド・コートですね。帽子と手袋のセットを忘れずに。

最近、いいコートが少なくなりました。
フィンガーチップ・レングスのオフ・ホワイトのステンカラー・コートが着たくなり、いろいろ探したのですが気にいるもの見つけられませんでした。

今年もお世話になりました。
ますますお元気で、
良いお年をおむかえ下さい。

投稿: ハゲアメリカーノ | 2009年12月31日 (木) 16時38分

穂積先生 こんばんは。

コートを着るときの三点セットは勉強になりました。たとえ世の中が簡略化されてきても、本来のルールを知ることは大切かもしれませんね。スーツにしてもコートにしてもそうですが、基本も何も分からぬまま着るのではなく、押えるところは押えてからの方がよろしいですね。

さて、ぶらぼ~鈴木さんの掛け声により、先生の喜寿をお祝いしようとスタジャンを作ったのが2007年でした。いよいよ来年は「傘寿」でありますね。ますますお元気に活躍されますようお祈り致しております。

投稿: TRAD | 2009年12月31日 (木) 00時22分

 穂積先生 こんにちわ。

 寒くなり、どうしてもコートが必要な季節になりましたが、やはり軽く温かいコートが良いですよね!。
 先生がおっしゃられる様に私も(未だ63歳)最近コートの重さが気に成る様になってまいりました。TPOを考えなければダウンのロングコートがベストと言えますが、
ドレスアップにはやはりそんな訳にはいきませんね。
本格的なTRAD派としては、ダッフルコート等も外せませんが、裏地ナシのダッフル地は滑りが悪く、余計に重さを感じさせます。
 しかし、おしゃれをする事はやせ我慢をすることと得たり。と自分に言い聞かせ、日々過ごしております。
 先生も来年は「傘寿」との事、体調には充分ご注意なされて、健やかにお過ごしください。

投稿: キャメル | 2009年12月30日 (水) 16時03分

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