2006年6月 4日 (日)

TRAD雑記帳・番外

  日本語の言葉遊び(これもTRADのジャンルです)については、かねてから興味を持っていましたが、最近気軽に読めるすごく面白い本が出版されたので、紹介します。
  阿刀田高著 「ことば遊びの楽しみ」 岩波新書  (定価700円+税)
  たかが新書版と侮るなかれ。駄じゃれ、なぞなぞ、回文、いろは歌、狂歌、パロディ、アナグラム……その他日本語独自の遊びの世界が豊富に紹介されています。
  この他に、ボクの所蔵している本にもいろいろ載っているのがあります。ちょっとHなのでは
  「すそ野から まくりあげたる お富士さん 甲斐でミるより 駿河一番」
  永井荷風にもすごいのがありますね。
  「白萩の 中おし分けて 根本まで 月さす影に 泣くくつわ虫」
  この狂歌は、木村荘八画伯の絵に添えて荷風直筆の掛け軸であります。(墨東綺談より、となっています)
  わりかし多いのは、百人一首のパロディです。
  「いかほどに年は寄りても頭まで禿しかれとは祈らんものを」
  「銭湯で両手に桶を持ちながら振り行く物は我が身なりけり」
  おやじギャグなどと称して「おー、サブ……」なんて悪口をいわれますが、そもそも日本語というのは古典の「かけことば」等に見るように、伝統的に駄ジャレの宝庫です。

  蕎麦屋で注文したら、蕎麦は来たけど七味の入れ物が空っぽ。 
  「おーい、お姉さん、七味切らしてるよ」
  「あーらご免なさい。ただいま……。失礼いたしました。ハイお待たせしました」
   「ウン、お薬味ご苦労……」
  なんてのはいかがでしょう? これはボクの作です。友達の七の字さんは江戸地口(じぐち)の会に参加して、年中駄ジャレばかり考えているらしいです。多分ネットで検索したら、こういう専門の集まりがたくさんあるんでしょうね。まだそこまではやっていません。
  

  

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2006年1月26日 (木)

間違いだらけのクルマ選び

  徳大寺有恒著「間違いだらけのクルマ選び」最終版が出ました。最初の版が出版されたのが1976年の11月ですから、今年で丁度30年になります。トクさん、長い間ほんとにご苦労様でした。その間、毎号ボクが表紙と本文のイラストを描かせていただきました。
  最初の本は正編と続編を合わせて合計120部を超え、1977年の書籍ベストセラーの一位となり、日本のクルマ社会に大きな影響をあたえました。
  この30年の間に、日本の自動車を描くプロのイラストレーターに呼びかけて「日本自動車アーチスト協会JAAA(Japan automotive artists association)」という会が発足し、ボクも会員になっていますが、今回をひとつの区切りにして、ボクもクルマのイラストを描くことはもう無くなると思います。
  

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